禁煙は心理的依存が大きい。臭いを気にかけよう

禁煙を試みようとして挫折してしまう人は多くいます。喫煙者のタイプは、心理的依存と身体的依存の2種類に分けることができ、重度の場合は両方の依存症状がみられることがあります。自分のタバコに対する依存度を理解し、必要な場合は禁煙外来や薬の服用などを検討しましょう。ただ、禁煙外来を診療するにしても、一度は自分でチャレンジしてみることをおすすめします。なぜなら、健康保険等で禁煙治療を一度受けると、前回の治療の初回診察日から1年経過しないうちは、自由診療となり、再禁煙で診察をうけようとすると健康保険外での治療を受けることになるからです。一般的な喫煙者の多くは心理的依存が大きく、身体的依存にまで及んでいないことが多いので、本人の我慢や工夫で解決できることがあります。
心理的依存を取り除く工夫として、「臭い」に注意してみる方法があります。まず、禁煙を始めたばかりの段階で、できるだけタバコの臭いを避けるようにしましょう。人間の記憶の中で嗅覚は最も記憶力がいいと言われるように、タバコの臭いを嗅ぐとどうしても吸いたくなってしまいます。そして、禁煙から1カ月程度経った時に喫煙室や喫煙者に近づくと、タバコの臭いを嗅いでみると「くさい」と感じる人が多くいます。この体験をすると、自分の臭いが気になるようになり、女性の場合は特に喫煙防止の効果が高まります。また、1カ月耐えるための方法としては、生活習慣を変える必要も出てきます。禁煙を始めた頃の心理的依存の症状として、手持無沙汰に感じるということが障害として出てきます。タバコを吸うタイミング、仕草が生活習慣化してしまっているためにこのようなイライラを抱えることになります。空き時間を埋めるための代わりのものを用意しておきましょう。